慢性腎臓病とは
慢性腎臓病とは、腎臓の機能が低下し、体の循環や体液の状態のコントロールが不良になり、その結果、心臓や血管、そして腎臓自身がダメージを受けていく状態のことです。 慢性腎臓病の結果、脳梗塞や心筋梗塞などの病気も起こりやすくなります。
慢性腎臓病に相当する人は非常に多く、全人口の1割以上、高齢者の方では3割以上が慢性腎臓病に該当するそうです。
慢性腎臓病の原因は
腎臓では、糸球体という微小な血管で出来た組織で、血液を濾過し尿ができます。糸球体は腎炎や血管を痛めるような病気でダメージを受けます。
現在、慢性腎臓病の主な原因は、糖尿病、高血圧であり、どちらも血管を痛める病気の代表です。この他に、肥満、メタボリックシンドローム、脂質異常症、高尿酸血症、喫煙が慢性腎臓病の危険因子とされています。
慢性腎臓病の検査
慢性腎臓病は、相当腎機能が悪くなるまでは、自覚症状がほとんどありません。このため、慢性腎臓病をみつけるには検査が必要です。必要な検査は、血液の検査と尿の検査です。 症状がないので、定期的に健康診断をうけることが重要です。健康診断で異常をいわれたら、専門医を受診するようにしてください。